東急8000系編成の考察

一見複雑そうに見える東急8000系の編成ですが、いろいろ考察すると規則性があることが分かります。8000系各車両がどのような経緯で現在の編成に組み込まれたのか考察してみました。

1.一部編成8500系挿入前の編成表(1975年6月)

  Tc2  M2  M1  M2  M1  Tc1  所属 備考
8001F 8001   8101 8201 8102 8002    
8003F 8003   8103 8202 8104 8004    
8005F 8005   8105 8203 8106 8006    
8007F 8007   8107 8204 8108 8008    
8009F 8009   8109 8205 8110 8010    
8011F 8011 8227 8111 8206 8112 8012    
8013F 8013 8228 8113 8207 8114 8014    
8015F 8015 8229 8115 8208 8116 8016    
8017F 8017 8230 8117 8209 8118 8018    
8019F 8019   8119 8210 8120 8020    
8021F 8021   8121 8211 8122 8022    
8023F 8023   8123 8212 8124 8024    
8025F 8025   8125 8213 8126 8026    
8027F 8027   8127 8214 8128 8028    
8029F 8029   8129 8215 8130 8030    
8031F 8031 8231 8131 8216 8132 8032    
8033F 8033 8232 8133 8217 8134 8034    
8035F 8035 8233 8135 8218 8136 8036    
8037F 8037 8234 8137 8219 8138 8038    
8039F 8039 8235 8139 8220 8140 8040    
8041F 8041 8236 8141 8221 8142 8042    
8043F 8043     8222 8143 8044 田都  
8045F 8045     8223 8144 8046 田都  
8047F 8047     8224 8145 8048 田都  
8049F 8049     8225 8146 8050 田都  
8051F 8051     8226 8147 8052 田都  

◎所属欄空欄は東横線所属。
◎編成番号斜体字は8500系に挿入される編成
下線付きの車両は軽量車体(張り上げ屋根)
◎斜体字の車両はその後他編成へ移動

紺字 は編成登場時からの車両 規則正しく並んでいることが分かります。現在東横線所属で、8500系に挿入された経歴を持たない8007〜8031Fでは、現在1・3・6・7・8号車に連結されています。
紺字 は1974年4〜5月、5→6両化時に新製された車両 現在東横線所属で、8500系に挿入された経歴を持たない8011〜8017Fでは、現在2号車に連結されています。5次車
赤字 は1975年5〜6月、5→6両化時に新製された車両 現在東横線所属で、8500系に挿入された経歴を持たない8031Fでは、現在2号車に連結されています。6次車

 

2.8500系挿入編成全復帰後の編成表(1981年度末)

  Tc2  M2  M1    M2  M1   Tc1 所属 備考
8001F 8001     8101   8201 8102 8002 大井 非冷
8003F 8003     8103   8202 8104 8004 大井 非冷
8005F 8005     8105   8203 8106 8006 大井 非冷
8007F 8007   8245 8107 8304 8204 8108 8008   非冷
8009F 8009   8242 8109 8301 8205 8110 8010   非冷
8011F 8011   8227 8111   8206 8112 8012    
8013F 8013   8228 8113   8207 8114 8014    
8015F 8015   8229 8115   8208 8116 8016    
8017F 8017   8230 8117   8209 8118 8018    
8019F 8019   8232 8119   8210 8120 8020    
8021F 8021   8233 8121   8211 8122 8022    
8023F 8023   8234 8123   8212 8124 8024    
8025F 8025   8237 8125   8213 8126 8026    
8027F 8027   8281 8127   8214 8128 8028    
8029F 8029   8282 8129   8215 8130 8030    
8031F 8031   8231 8131   8216 8132 8032    
8033F 8033 8401 8243 8152 8302 8240 8153 8034    
8035F 8035 8402 8244 8154 8303 8241 8155 8036    
8037F 8037   8246 8156 8305 8247 8157 8038    
8039F 8039 8403 8248 8158   8249 8159 8040    
8041F 8041 8404 8250 8160   8251 8161 8042    
8043F 8043 8405 8252 8150 8306 8253 8151 8044    
8045F 8045 8406 8238 8148 8307 8223 8144 8046    
8047F 8047 8407 8239 8149 8308 8224 8145 8048    
8049F 8049 8408       8225 8146 8050 大井  
8051F 8051 8409       8226 8147 8052 大井  

◎所属欄空欄は東横線所属
◎編成番号赤字の編成(8連)は急行専用
◎編成番号に下線のある編成は元田園都市線所属
◎編成番号斜体字は8500系に挿入されていた編成
下線付きの車両は軽量車体(試作車を含む)
◎斜体字の車両はその後他編成へ移動

紺字 は編成登場時からの車両 規則正しく並んでいることが分かります。現在東横線所属で、8500系に挿入された経歴を持たない8007〜8031Fでは、現在1・3・6・7・8号車に連結されています。
紺字 は1974年4〜5月、5→6両化時に新製された車両 現在東横線所属で、8500系に挿入された経歴を持たない8011〜8017Fでは、現在2号車に連結されています。5次車
赤字 は1975年5〜6月、5→6両化時に新製された車両で、編成間の移動がない車両。 現在東横線所属で、8500系に挿入された経歴を持たない8031Fでは、現在2号車に連結されています。6次車
青字 は1975年5〜6月、5→6両化時に新製され、新玉川線開業時に8500系挿入編成から転入した車両 現在2号車に連結されています。6次車
紫字 は1978年12月〜79年7月、5→6両化時に新製された車両 現在2号車に連結されています。 10-1次車
白字 は1979年6月〜7月、田園都市線からの転入編成を5→7連化時に新製された車両 10-1次車
白字 は1980年2月〜4月、8500系挿入編成を復帰させる際に新製された中間車 11-1次車
桃色字 は1980年6月、5→7連化時に新製された車両 11-2次車
黄字 は1981年3月、5→7連化時に新製された車両 12-2次車
黄字 は1981年3月、8500系挿入編成を復帰させる際に新製された中間車 12-2次車・12-3次車
灰色字 は1982年3月、8500系挿入編成を復帰させる際に新製された中間車 13次車
白字 は1982年3月、8500系挿入編成を復帰させる際に大井町線所属の編成から転入した車両 10-1次車
灰色字 は1982年3月、編成増強用に新製された車両 13次車
水色字 は1982年3月、大井町線の編成の1M車として使われていた8100形を置き換えるために新製された車両 13次車

3.東横線全編成8連化後の編成(1987年度末)

  Tc2   M2 M1  M2  M1  M2  M1  Tc1  所属 備考
8001F 8001   8101     8201 8102 8002 大井  
8003F 8003   8103     8202 8104 8004 大井  
8005F 8005   8105     8203 8106 8006 大井  
8007F 8007 8245 8107 8260 8137 8204 8108 8008    
8009F 8009 8242 8109 8257 8139 8205 8110 8010    
8011F 8011 8227 8111 8220 8133 8206 8112 8012    
8013F 8013 8228 8113 8221 8134 8207 8114 8014    
8015F 8015 8229 8115 8222 8135 8208 8116 8016    
8017F 8017 8230 8117 8235 8136 8209 8118 8018    
8019F 8019 8232 8119 8236 8138 8210 8120 8020    
8021F 8021 8233 8121 8259 8140 8211 8122 8022    
8023F 8023 8234 8123 8262 8141 8212 8124 8024    
8025F 8025 8237 8125 8263 8142 8213 8126 8026    
8027F 8027 8254 8127 8264 8143 8214 8128 8028    
8029F 8029 8255 8129 8219 8162 8215 8130 8030    
8031F 8031 8231 8131 8256 8169 8216 8132 8032    
8033F 8033 8243 8152 8258 8165 8240 8153 8034    
8035F 8035 8244 8154 8217 8163 8241 8155 8036    
8037F 8037 8246 8156 8261 8166 8247 8157 8038    
8039F 8039 8248 8158 8218 8164 8249 8159 8040    
8041F 8041 8250 8160 8238 8148 8251 8161 8042    
8043F 8043 8252 8150 8239 8149 8253 8151 8044    
8045F 8045   8167     8223 8144 8046 大井  
8047F 8047   8168     8224 8145 8048 大井  
8049F 8049   8408     8225 8146 8050 大井  
8051F 8051   8409     8226 8147 8052 大井  

◎所属欄空欄は東横線所属
◎編成番号赤字の編成は80年代前半急行専用だった編成
◎編成番号に下線のある編成は元田園都市線所属
◎編成番号斜体字は8500系に挿入されていた編成
下線付きの車両は軽量車体(試作車を含む)
◎斜体字の車両はその後他編成へ移動

紺字 は編成登場時からの車両 規則正しく並んでいることが分かります。現在東横線所属で、8500系に挿入された経歴を持たない8007〜8031Fでは、現在1・3・6・7・8号車に連結されています。
紺字 は1974年4〜5月、5→6両化時に新製された車両 現在東横線所属で、8500系に挿入された経歴を持たない8011〜8017Fでは、現在2号車に連結されています。 5次車
赤字 は1975年5〜6月、5→6両化時に新製された車両で、編成間の移動がない車両。 現在東横線所属で、8500系に挿入された経歴を持たない8031Fでは、現在2号車に連結されています。 6次車
青字 は1975年5〜6月、5→6両化時に新製され、新玉川線開業時に8500系挿入編成から転入した車両 現在2号車に連結されています。 6次車
紫字 は1978年12月〜79年7月、5→6両化時に新製された車両 現在2号車に連結されています。 10-1次車
白字 は1980年2月〜4月、8500系挿入編成を復帰させる際に新製された中間車で、編成間の移動がない車両 11-1次車
桃色字 は1980年6月、5→7連化時に新製された車両で、編成間の移動がない車両 11-2次車
黄字 は1981年3月、5→7連化時に新製された車両 12-2次車
黄字 は1981年3月、8500系挿入編成を復帰させる際に新製された中間車で、編成間の移動がない車両 12-2次車・12-3次車
灰色字 は1982年3月、8500系挿入編成を復帰させる際に新製された中間車で、編成間の移動がない車両 13次車
白字 は1982年3月、8500系挿入編成を復帰させる際に大井町線所属の編成から転入した車両 10-1次車
灰色字 は1982年3月、編成増強用に新製された車両で、編成間の移動がない車両 13次車
水色字 は1982年3月、大井町線の編成の1M車として使われていた8100形を置き換えるために新製された車両 13次車
黄緑字 は1985年以降、編成増強用に新製された車両 16次車・18-2次車
黄字 は1983年以降、8000系8連急行専用編成から転入した車両
黒字 は1983年以降、8500系編成から転入した車両
赤字 は1987年度、大井町線に転出した8045F、8047Fから転入した車両 
黄緑字 は8041F・8043Fに、大井町線に転出した8045F・8047Fから転入した車両を組み込んだ際、8041F・8043Fから移動した車両


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